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インチキ美容外科の摘発。

★つい先日、神奈川県の某所で経営されていた某美容外科の理事長ほか3人が逮捕された。この理事長はもと厚生労働省のOBで、しかも医療機関が得る診療報酬に不正がないかどうか、チェックし、管理する立場の人物だった。

★そんな人物が何故、美容外科の理事長になり、今回逮捕されたのか。実はこの人物、厚労省出身のくせに、不正な医療行為を繰り返したうえに、それを指摘されると、「俺は厚労省のOBじゃ!文句あっかこのヤロー」とばかりに権威を振りかざし、威張り散らすというので、行政すらも足がすくんで、手が出せなかった。

★それが今回、逮捕に至ったのは、TV局の執拗な取材と追及により、次々と問題点が洗い出され、行政もようやく勇気を出して、処分しやすくなったからなのだろう。

★ここの美容外科は、ドンドン不正なレセプトを出して、不正に診療報酬を分捕りしていたらしい。通院していた多くの患者も、施術後はかえって症状が悪化したとの苦情を寄せている。明らかにインチキ美容外科である。

★もと厚労省のOBともあろう人物が、インチキ美容外科を開業して、下手な手術を施し、患者の心身を一層深く傷つけてまで、金を稼ぎマクッた…『救いがたき金の亡者』とは、まさにこの人物の為にあるような言葉であろう。

★役人出身者というのは、長い間の官僚生活で、人間に対する思い遣りなど、他者へのあらゆる心配りという感覚がすっかり麻痺し、役所からシャバの世界に出ると、中にはこの美容外科の理事長のように、インチキを繰り返し、間違ったカネ儲けに翻弄する輩も現われる。

★こんな人間に、行政も厚労省も、何も注意できなかったという点に、日本の「村社会」がいかに官僚出身者の権威に弱いかを示しているかが現われている。

★官僚に物言いできない社会は、遅かれ早かれ衰退する。(もう衰退は始まっている!)そして、嘗てのローマのように、昔の栄光を取りもどすことなく、風の前のちりのように流れ出すように、歴史の表舞台からその存在を消していくだろう。
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