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歌舞伎の世襲は許せるが…。 [独白]

@歌舞伎俳優の中村勘九郎が十八代目・中村勘三郎を襲名して、はや数年経った。勘三郎は平成中村座を率いて、歌舞伎という、日本が世界に誇れるすばらしい演劇の魅力と面白さを伝えるべく、息子たちや中村一門と共に、飽くなき挑戦を続けている。

@このあいだ赤坂ACTシアターで平成中村座の演し物があったのに、それを見に行くことが出来なかった。悔しいなァ。折角生まれてこのかた、初めて歌舞伎の魅力を肌で触れるチャンスだったのに…。まぁいいや。今後、ACTシアターか歌舞伎座で平成中村座の公演があったら、今度は見逃さずに観劇したい。

@それにしても梨園の世界での世襲は、歌舞伎と言う演劇の血筋を絶やさない為にも、極めて大切なものだが(ただし例外もある。現代的なスペクタクル「スーパー歌舞伎」を演じている猿之助一門、例えば市川右近、市川春猿などは、世襲によらずに歌舞伎役者になった人達である)、また他の伝統芸能もそうだが、歌舞伎もまた、古くからの伝統を踏まえつつも、そこに新しい血を常にいれていくことで生き生きと芸が代々、伝えられていく。その為にも世襲はホトンドの場合、欠く事は出来ない慣習であろうと思われる。

@ところで、歌舞伎の世界では上に書いたように、世襲はとても大切なことなので、一部を除いて必要欠くべからざるもので構わないのだが、政治の世界での世襲は、罷り間違うと、後で結構色々厄介なことになりかねない。

@父親(あるいは母親)の地盤を受け継いだ2世議員が、親の選挙区でワイロなどの汚職なんてことになったら、その親がどんなに立派な政策やヴィジョンを持って、業績を残そうとも、子供の代の不祥事でパアになりかねない。

@やはり政治家の子供は、出来得ることなら、親と同じ政治家の道を歩むなとは言わないが、若し政治家になったならなったで、親の七光りなど歯牙にもかけず、市民の為、ひいては国民の安心で幸せな生活の為、死に物狂いで闘ってもらいたいものだ。それが出来ないのなら、親の地盤を継いでまで政治家になる必要はない。


@先日、小泉純一郎が国会議員を引退し、次男に跡目を譲るとかなんとかマスコミで騒いでいるが、もし次男が後を継ぐのであれば、詰まらない不祥事だけは起こさないで欲しいものだ。
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